本日4月27日に先日受験した基本情報技術者試験の合格発表がありました。
そこで、今回は以下のことに関してお話しします。
ポイント
- 基本情報技術者試験の結果発表
- CBT方式での受験テクニック
- CBT方式になり合格率はどう変わったの?
基本情報技術者試験を今後受ける方々はぜひ参考にしてみてください。
目次
基本情報技術者試験の結果発表
先日基本情報技術者試験の勉強方法とともにスコアレポートを公開しました。
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参考【合格体験記】基本情報技術者試験に2ヶ月で合格した具体的な勉強法と戦略を解説!
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このときはまだ合格かどうかはまだわかってなかったんですけど、4月27日本日合格発表がありまして、、、
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無事合格してました!!
4月27日の合格発表日正午に下記の写真のように合格者の個人IDが一覧で表示されました。
個人的に初めての国家資格取得だったので非常に嬉しかったです。
また、非情報系学科出身から社内SEになったのですが、何か一つ「情報系としてやっていけますよ!」っていう名乗れる肩書きが欲しかったので良かったです。
基本情報技術者試験とは?
1.対象者像
高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者
出典:情報処理推進機構
ITに関わる人材が対象の国家資格ですね。
基本情報技術者試験は午前試験と午後試験に分かれていて、両方合格することで資格が付与されます。
また、受験時は全員会場に集められて皆が一斉に問題を解くことになります。
しかし、令和2年度秋試験は新型コロナウイルスの影響で一斉開催が中止され、時期をずらしてCBT方式で行われることになりました。
CBT方式とは?
CBT方式とはコンピュータを用いて実施する試験方式のことです。
CBTとはComputer Based Testingの略称です。
受験者はコンピュータ画面で出題される問題に対してマウスとキーボードで回答します。
一斉開催の受験と違って各人が好きな時間を選択して受験することが可能です。
基本情報の午前試験と午後試験も特に開始時間の縛りはなく、午前試験を午後に解いたり午後試験を午前に解くことができました。
CBT方式での受験テクニック
午前試験でのテクニック
午前試験では上写真のように左側に問題テキスト、右側に解答欄が表示されます。
そして画面真ん中あたりに問題番号ボタンが表示されます。
問題番号には上のように「後で見直す」フラグを立てることができます。
私はこの問題番号で、以下のようなルールを決めて「後で見直す」フラグを立てていました。
ポイント
- 解答済 →正解している自信のある問題
- 未解答/後で見直す →計算がめんどくさいから後回しにする問題
- 解答済/後で見直す →正解の自信がないので後で見直す問題
解答済 →正解している自信のある問題
正解の自信がある場合は解答後にフラグを立てずに次に進んでいました。
特に午前問題は過去問から全く同じ問題が大量に出るので、過去問と同じ問題は即座に解答できましたね。
未解答/後で見直す →計算がめんどくさいから後回しにする問題
計算がめんどくさそうな問題は解答せずにフラグだけ立てて次の問題に進んでいました。
データの転送時間の計算とか費用対効果の計算とかめんどくさそうな計算問題は後回しにしていましたね。
ちなみに午前試験の各問は一律1.25点なので問題の難易度によって配点が変わるということはないです。
最後まで解き終えてから余裕を持って計算するほうが計算ミスも少なくなるのでおすすめです。
解答済/後で見直す →正解の自信がないので後で見直す問題
解答したものの正解の自信がない問題はフラグを立てていました。
意外と見直してみるとあっさり解ける問題もあるので、あんまり1問に時間をかけすぎずにフラグを立ててしまって次に進みましょう。
午後試験でのテクニック
午後試験では上写真のように大問のなかに設問がぶら下がる形で出題されます。
そして画面真ん中あたりに選択大問と大問の中の設問番号が表示されます。
午後試験では左画面の問題テキストが何ページにもわたって表示されています。
そこで、上のように上部ツールバーでサムネイル表示をオンにしましょう。
ページを行き来する時にサムネイル無しのときよりも便利です。
CBT方式になり合格率はどう変わったの?
上の写真が令和2年度秋試験の応募者数・受験者数・合格者数の一覧です。
1月に受験した人は2月に合格発表、2月に受験した人は3月に合格発表、3月に受験した人は4月に合格発表されました。
こう見ると3月に駆け込みで受験した人が非常に多かったですね。(私もその一人ですが)
合格率を私が計算してみたところ、受験者全体に対する合格者の割合は
48.12%
でした。
ちなみに例年の合格率は25%前後なので今回はかなり高い合格率でしたね。
基本情報技術者試験の合格基準は相対評価ではなく、「午前試験・午後試験ともに得点率60%以上」という絶対評価なので合格率は毎年変動しています。
今年はCBT方式ということもあり以下の要因で合格率が高くなったように思います。
要因
- 午前試験と午後試験を別日に受験することでそれぞれの対策を万全にできた
- 午前試験と午後試験を両方午後の時間に設定することで遅刻の心配がなくなった
午前試験と午後試験を別日に受験することでそれぞれの対策を万全にできた
午前試験と午後試験はちょっと問題の質が違います。
午前試験は全80題の4択問題をひたすら解答していきます。
そして、半分以上は過去問から出題されるので過去問をどれだけこなして試験に挑めるかが鍵になります。
一方、午後試験は全5題でそれぞれの大問の中に小問が存在しています。
そして、午後試験は過去問と全く同じ問題が出題されたことはありません。
なのでいかに過去問の解き方をインプットできるかが鍵になります。
午前試験と午後試験を別日に設定すればそれぞれの試験に対して入念な対策を行えることは明白ですよね。
午前試験と午後試験を両方午後の時間に設定することで遅刻の心配がなくなった
基本情報技術者試験に合格するとITの先輩に言われることが
らしいです笑
巷で噂の「起床試験」や「入室試験」ってやつですね。
冒頭で基本情報技術者試験合格で大喜びしていた私ですが、基本情報の資格自体はIT屋にとって実はあまり持っていても特典がなにかあるものではありません。
なので「申し込んだけどサボった人」や「朝起きられなかった人」が毎年発生し意外と受験会場は空席が目立つらしいです。
今年はCBT方式だったので「めんどくさがりな人」や「朝が苦手な人」も午前試験と午後試験を午後に設定することで、ちゃんと受験会場までたどり着けたのではないでしょうか。
まとめ
今回は以下に関してお話ししました。
メモ
- 基本情報技術者試験の結果発表
- CBT方式での受験テクニック
- CBT方式になり合格率はどう変わったの?
基本情報技術者試験はIT人材の登竜門的存在なので、ITに関わるお仕事をする人は是非ともとっておきたい資格ですね。
私も社内SEではありますが基本情報以上の高度試験に関しても受験を検討しています。
別の試験を受けることになったらまた記事にしますね。