日本は数多くの島から成る国であり、多くの都道府県は海に面しています。
しかし、その中には海に面していない、いわゆる「海なし県」も存在します。それでは、その数はいくつなのでしょうか?
また、海がない県のメリットは何でしょう?さらに、どうやって海なし県を覚えるのが良いでしょう?
ここではそれぞれについて詳しく解説していきます。
目次
海なし県の一覧!全部でいくつ?
海なし県とは文字通り海に面していない県のことを指し、日本全国の47の都道府県のうち、8つの県がそれに該当します。
具体的には、以下の通りです。
- 埼玉県
- 栃木県
- 群馬県
- 山梨県
- 長野県
- 岐阜県
- 滋賀県
- 奈良県
これらの県は、地形的には山がちで、それぞれ異なる魅力がある地域となっています。
海なし県のメリットとは?
海なし県には、海がないからこそ生まれるメリットがあります。
台風や津波から比較的安全
まず、大きな自然災害、特に台風や津波から比較的安全な地域であるという点が挙げられます。
また、海岸線を持たない分、土地利用についても比較的自由度が高くなります。
美しい山並みや湖
さらに、海がない分、美しい山並みや湖を享受できるというメリットもあります。
例えば、長野県には美しい八ヶ岳や霧ヶ峰、滋賀県には日本最大の湖である琵琶湖があり、自然豊かな景観を楽しむことができます。
海なし県の覚え方
海なし県の8つの頭文字を組み合わせて、「さなぎ・なと・ぐしや」とすると覚えやすいかもしれません。
- 「さなぎ」は蝶や蛾の成長過程のさなぎ(埼玉県、長野県、岐阜県)
- 「なと」は北大西洋条約機構のNATO(奈良県、栃木県)
- 「ぐしや」は串焼きの店(群馬県、滋賀県、山梨県)
を思い浮かべてみてください。
これらを連想しながら、「さなぎ・なと・ぐしや」と唱えると少なくとも定期テストくらいなら乗り越えられるでしょう。
海なし県あるあるを紹介
海なし県に住んでいると感じることが多い「あるある」をいくつか紹介します。
新鮮な海の幸が少ない
海に面していないため、新鮮な海鮮料理は高価であったり、種類が限られていることがあります。
逆に、川魚や山菜といった特産品が豊富です。
夏の海水浴が遠い
海のない県は、海水浴に行くには少し足を伸ばさなければなりません。
その代わり、山間部ではキャンプやバーベキュー、ハイキングといったアウトドア活動を楽しむことができます。
台風の影響が少ない
海なし県は海岸線がないため、台風による直接的な被害が少ないことが一般的です。
しかし、山間部では土砂災害のリスクが高まることもありますので、自然災害への備えは必要です。
海なし県まとめ
海なし県には、海に面した県にはない独自の魅力と特色があります。
海がないからこそ生まれる景観や文化、食材など、様々な面で独特の魅力があります。
海なし県を訪れた際には、その地域特有の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。