【結論】円周率の日はなぜ2つあるの?
一般的に「円周率の日」といえば3月14日が有名ですが、実は7月22日も「円周率近似値の日(Pi Approximation Day)」として制定されています。
1年に2回も円周率の日が存在する理由は、「円周率の表し方(小数表記と分数表記)」に違いがあるためです。
- 3月14日:小数の「3.14」にちなんだ日
- 7月22日:分数の「22/7(7分の22)」にちなんだ日
それぞれの日の由来と、数学的な面白い背景を詳しく解説します。
1つ目:3月14日「円周率の日(Pi Day)」の由来
3月14日は、世界で最も広く知られている「円周率の日」です。
1988年にアメリカの科学館「エクスプロラトリアム」の物理学者ラリー・ショウ氏が提唱したことから広まりました。
「3.14」の数字並びが由来
円周率の代表的な値である「3.14」にちなみ、3月14日と定められました。アメリカをはじめとする海外では、以下のように楽しむイベントが定番となっています。
- パイ(Pie)を食べる:円周率(Pi)と掛け合わせて、アップルパイなどの丸いパイを食べる
- 円周率を暗唱する大会:小数点以下どこまで言えるか競う
また、3月14日は天才物理学者アインシュタインの誕生日でもあり、スティーヴン・ホーキング博士の命日でもあることから、科学ファンにとっても特別な日として親しまれています。
2つ目:7月22日「円周率近似値の日」の由来
7月22日は、主にヨーロッパや数学界を中心に「円周率近似値の日(Pi Approximation Day)」として親しまれています。
分数の「22/7」が由来
ヨーロッパなどで使われる日付の表記順(日/月)では、7月22日は「22/7」と書かれます。
この分数「22/7」を実際に割り算(22 ÷ 7)して小数に直すと、以下のようになります。
22 ÷ 7 = 3.142857...
真の円周率である「3.141592...」と小数第2位(3.14)まで一致することから、7月22日が「円周率の近似値(近い値)の日」として制定されました。
古代ギリシャの学者アルキメデスの発見
なぜ分数「22/7」が円周率として使われるかというと、古代ギリシャの偉大な数学者アルキメデスが発見した計算手法に基づいているからです。
電子計算機のない時代、アルキメデスは正九十六角形を円の内側と外側に描くことで、円周率の値を「223/71(約3.1408)より大きく、22/7(約3.1428)より小さい」と突き止めました。このことから「22/7」は昔から最も手軽で正確な円周率の近似値として世界中で使われてきた歴史があります。
実はまだある?世界で祝われる「円周率に関連する日」
3月14日と7月22日以外にも、世界には数字の語呂合わせやカレンダーにちなんだ「円周率関連の記念日」が存在します。
- 11月10日(1年の314日目)
平年において、1月1日から数えて「314日目」にあたる日。 - 12月21日(1年の残り時間が314時間)
12月21日の午後1時頃は、1年の残り時間が「314時間」となるタイミングです。 - 3月14日 午後1時59分26秒(究極の円周率タイム)
「3.1415926」の数字が並ぶため、この瞬間に乾杯やイベントを行う熱狂的なファンもいます。
まとめ:3月14日と7月22日はどちらも円周率を楽しめる日!
円周率の日が2つある理由について解説しました。
- 3月14日は「3.14」の小数表記にちなんだ「円周率の日」
- 7月22日は「22/7」の分数表記にちなんだ「円周率近似値の日」
- 「22/7」はアルキメデスが突き止めた歴史ある近似値
3月14日にパイを食べるのも良し、7月22日に「22 ÷ 7」を計算して3.14になる驚きを味わうのも良し。
どちらの日も、数学の不思議や歴史に思いを馳せるきっかけとして楽しんでみてください。