今回は大学院生1年生に向けて、研究よりもインターンを優先すべき理由を解説します。
私も大学院生時代悩んだトピックではございますが、社会人になった今インターンを優先すべきと感じた理由を本記事でお話しします。
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目次
研究よりもインターンを優先すべき理由5つ
修士学生は一般的に4月に大学院に入学した後研究テーマを決めて研究をスタートさせますが、入学から2ヶ月後の6月にはもうインターンシップの選考がスタートしますよね。
そんなとき「研究」と「インターン」のどちらを優先すべきか悩む場面が多くあります。
今回はそんな大学院生の悩みに対して、解決の一助となれるよう私なりの考えを書きましたのでぜひご覧ください。
以下の5つの理由で「研究よりもインターンを優先した方がいい」と考えています。
インターンを優先した方がいい理由
- 大学院の2年間よりも企業の40年間の方が大事だから
- 企業は研究内容自体に興味はないから
- インターンの重要性が増してきているから
- 就活生の中の自分の位置を認識できる
- 修士課程は修士論文さえ書ければ修了できるから
理由① 大学院の2年間よりも企業の40年間の方が大事だから
博士課程に進学したり同一分野の研究職に就いたりする人以外は大学院の2年間でその研究にはもう手を引く場合が多いと思います。
つまり80年間の長い人生の「たかが2年間程度」の研究なんです。
例えば、みなさん高校時代の内申点を覚えていますか?
指定校推薦で内申点を利用した人は覚えているかもしれませんが、大学一般受験した場合は内申点は関係なかったはずです。
一般受験に内申点は一切関係ないので定期テストの勉強は赤点を取らない程度に抑えて、受験勉強に時間を全振りした人も多いと思います。
大学院の研究も高校の内申点と同じようなものです。
就職したら大学時代の研究なんてほとんど忘れてしまいますし、研究の進捗が芳しくなくても業務に支障はないので思い切ってインターンを優先しましょう。
理由② 企業は研究内容自体に興味はないから
インターンの際に研究内容について説明する機会があると思います。
研究背景・目的・実験方法・実験結果・考察を1-5分程度で簡潔に喋ることが一般的ですね。
時にはスライド資料を印刷してきてフィグを交えて説明したり、ホワイトボードに描きながら説明したり企業によって方式は様々です。
しかし、企業の方は研究内容をほとんど理解できていません。
研究内容よりは背景目的から実験考察までのストーリーが整っているかどうかの方がはるかに重要です。
たとえ「その研究が全然進んでいなかったとしても」です。
実験を重ねて研究実績を充実させることも大事ですが、研究内容を説明する機会のために研究のストーリー性を整理する方が重要です。
理由③ インターンの重要性が増してきているから
「インターンに参加する」こと自体に価値がある場合が多々あります。
インターンに参加することで採用フロー上、以下のメリットがあると考えられます。
インターン参加のメリット
- インターン独自の選考フローに乗れる
- 面接官が採用に迷った時に志望度の高さをアピールできる
インターン独自の選考フローに乗れる
特に外資系に多いですが、インターンシップの参加が内定直結になる企業が存在します。
行きたい企業があったのに3月から就活をスタートしたら実はもう選考が終わっていたなんてこともありがちな話です。
選考を受けたい企業についてはインターンの有無に加えて、内定付与時期についても調査が必要ですね。
面接官が採用に迷った時に志望度の高さをアピールできる
これは私の同級生が就活をした時の実例なのですが、某インフラ企業の選考に以下の4人が参加していました。
某企業のインターン参加学生
- 学生A:某企業のインターンに4つ参加
- 学生B:某企業のインターンに3つ参加
- 学生C:某企業のインターンに3つ参加
- 学生D:某企業のインターンに2つ参加
上記4学生のうち、学生Aと学生Bの二人が内定をいただきました。
見事にインターンの参加回数の多い順に採用されていました。
ただし学生Bと学生Cに関してはインターンの参加回数に差はないので、能力や相性など別の要素で採用の可否が決まったと考えられます。
結局最終面接まで残る学生間で能力の差はほとんどないので志望度の高さをどうアピールするのかは大切なファクターですね。
インターンの参加だけで志望度をアピールできるならこんな簡単な方法はありませんので積極的に活用しましょう。
理由④ 就活生の中の自分の位置を認識できる
研究室は狭い世界です。
教授をピラミッドの頂点にして、その下に准教授、博士学生、修士学生、学士学生が存在する数10人程度の小さな村です。
村の外の世界を知らずに3月の本選考を迎えてしまうのは非常に危険だと考えられます。
インターンに参加する意味は単純に専攻に有利ということだけではなく、就活生の中での自分の位置を認識できるということです。
例えば、インターンに落ちまくったらさらに就活の準備が必要ということになります。
逆に全インターン選考を簡単に通過できたり、インターン内容に物足りなさを感じたりする場合はもっと難易度の高い企業を受けた方がいいということになります。
理由⑤ 修士課程は修士論文さえ書ければ修了できるから
これは極論ですが、本当です。
実際は以下のことを守っていればよっぽどのことがない限り修士論文が通らないなんてことはないです。
修論通過の条件
- 2年間就活の時間以外はしっかり実験を続ける
- 研究室の修士論文のフォーマットを守る
- 修士論文の提出期限を守る
- 指導教官からOKをもらう
指導教官からOKをいただければ、よっぽど準備を怠っていない限りその後の審査会で落ちることは基本的にありません。
逆に審査会で学生を落としてしまうと指導教官の顔が立ちませんし、その学生の就職先企業にも迷惑をかけますよね。
「修論が書けないから研究しなきゃ」という理由で研究を優先するのはあまりにももったいないので、インターンの予定がある場合はインターンを優先してしまって大丈夫です。
研究は就活が終わった後に頑張ればどうにかなると思います。
まとめ
今回は修士学生がインターンを優先すべき5つの理由について解説しました。
インターンを優先すべき理由
①大学院の2年間よりも企業の40年間の方が大事だから
②企業は研究内容自体に興味はないから
③インターンの重要性が増してきているから
④就活生の中の自分の位置を認識できる
⑤修士課程は修士論文さえ書ければ修了できるから
本当に行きたい企業があれば研究を放り出しても選考に参加すべきです。
大切なのは目の前の研究ではなく、将来待っている社会人生活なんですから。
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