今回は銀行口座を複数、できれば3つに分けることによって半強制的に貯金する仕組みをお話しします。
銀行口座を分ければお金のフローが明確になるので何にお金を使っているのかもわかりやすくなります。
本記事の内容
- お金を貯めるためになぜ銀行口座を使い分ける必要があるのか
- 生活費用口座と緊急用口座と貯金用口座の3つに分けるのがおすすめ
- 具体的なおすすめの3銀行をご紹介
本記事を読んでいただければ、貯金をするために銀行口座を分ける理由とその具体的な分類方法に関して知ることができます。
目次
お金を貯めるためになぜ銀行口座を使い分ける必要があるのか
そうです。ただし、正確には「収入が支出を上回れば」お金が貯まります。
なので次の3点を行うことがおすすめです。
ポイント
①銀行口座を役割別に3つ(生活費用口座・緊急用口座・貯金用口座)用意
②毎月の収入から一定額を貯金用口座に天引き
③生活費用口座の残額内で暮らす
例えば手取り額が20万円だった場合、5万円を貯金用口座に天引きして残りの15万円で生活します。
これはメンタル的なメリットなのですが、こうすれば
というネガティブな考えではなく、
というポジティブな考えができます。
また、15万円使い切らなかった場合は次の月に繰り越せるのでモチベーションの維持にもつながると思います。
貯金するお金は最初から切り離してしまうことが重要でしょう。
生活費用口座と緊急用口座と貯金用口座の3つに分ける
①生活費用口座(月収の2ヶ月程度)
生活費用口座は普段使いのための口座です。
家賃・食費・水道光熱費・通信費など日々の生活費はすべてここから支出します。
だいたい月収の2ヶ月分程度入れておけば十分だと思います。
生活費用口座にはメガバンク三行(三菱UFJ・三井住友・みずほ)をおすすめします。
メガバンク三行間ではほとんど差はないので、家からATMが一番近い銀行を選びましょう。
ちなみに私は三菱UFJ銀行を利用しています。
生活費用口座にメガバンクを使う理由
- ATM手数料が基本的に無料
- 普通預金金利は低い
1.ATM手数料が基本的に無料
普段使い口座では思った以上に頻繁にATMを使用します。
月初めにまとめておろしてちょっとずつ使うといった方法もありますが、出先でどうしても現金が必要になったという場合もあると思います。
なのでATM手数料が基本的に無料になるメガバンク三行をおすすめしますが、これらの中では差はほとんどないのでATMが家から一番近い銀行を選ぶのが無難かなと思います。
2.普通預金金利は低い
メガバンク三行の普通預金金利は0.001%なので預金による利益は期待できません。
しかし、この口座には生活に必要な最低限の金額を入れるので金利の高さよりもATMの使い勝手の方を優先した方がいいでしょう。
②緊急用口座(月収の1ヶ月程度)
緊急用口座は緊急時に使用する口座です。
この緊急時というのは、旅行や友人の結婚式や通院代など急な出費に対応するため、という意味です。
こちらの口座は場合によりますが、私は月収の1ヶ月分程度入金しています。
また、毎月の収入から緊急用口座に入金する必要はありません。
緊急用口座にはゆうちょ銀行をおすすめします。
緊急用口座にゆうちょ銀行を使う理由
- ATM手数料が基本的に無料
- 圧倒的にATM設置数が多い
- 楽天銀行に手数料無料で入金できる
- 預金金利は低い
1.ATM手数料が基本的に無料
ATM手数料が無料です!以上!
2.圧倒的にATM設置数が多い
ゆうちょ銀行は郵便局の中で営業している少し不思議な銀行です。
しかし、郵便局というのは日本各地に存在しているのでそれに伴いゆうちょ銀行もどの県に行ってもATMにアクセスすることができます。
例えば旅行先でATMが必要だったり出張中にどうしても現金を引き出さなければならなかったりする場合に最も活躍する銀行だと思います。
3.楽天銀行に手数料無料で入金できる
事前にゆうちょ銀行の本人名義口座を登録することで手数料無料で楽天銀行に入金できます。
楽天銀行はATMを無料で使用できる回数に制限があるのでこの入金方法は重宝しています。
楽天銀行に無料で入金できるのはゆうちょ銀行だけなのでおすすめです。
4.普通預金金利は低い
ゆうちょ銀行の預金金利は0.001%なのでメガバンクと同様低いです。
しかし、この緊急用口座は金利よりも引き出し易さを重視しているので、このデメリットには多少目を瞑っています。
③貯金用口座(生活費用口座と緊急用口座以外のお金全額)
貯金用口座は文字通り将来のために貯金をするための口座です。
この口座が3つの中で最も重要と言っても過言ではありません。
この口座には毎月の収入から天引きして入金しています。(私の場合は5万円)
また、貯金用といいつつ資産運用に関してもこの口座から入金します。
私はこの貯金用口座には楽天銀行をおすすめします。
理由は以下の通りです。
貯金用口座に楽天銀行を使う理由
- 普通預金金利が0.1%(条件付き)
- 証券会社との親和性が高いので資産運用しやすい
- ATM手数料無料回数に制限がある
1.普通預金金利が0.1%(条件付き)
現在メガバンク各社の普通預金金利は0.001%です。
上にあげた三菱UFJ銀行とゆうちょ銀行も同じく0.001%です。
しかし、楽天銀行であれば楽天証券とマネーブリッジという設定をするだけで普通預金金利を0.1%まで引き上げることができます。
メガバンクの100倍の金利をノーリスクで受け取れるのは大きなメリットになりますね。
また、あおぞら銀行BANK支店やGMOあおぞらネット銀行など金利0.1%以上の銀行も何個かありますが、楽天経済圏の強さを含めた総合力で楽天銀行に軍配が上がるかなと思います。
2.証券会社との親和性が高いので資産運用しやすい
上記の金利の話でも出てきましたが、楽天銀行は楽天証券との親和性が高いです。
通常証券会社で株式や債券を購入する際は入金処理をしなければなりません。
しかし、楽天銀行であれば楽天証券とマネーブリッジという口座連携をすれば自動で入金処理をしてくれます。
3.ATM手数料無料回数に制限がある
楽天銀行はATMから現金を引き出す際の手数料無料回数に制限があります。
キャッシュレス化が進んでいるもののまだまだ現金払いのみOKのお店も多いので、私は結構頻繁に生活費用口座から引き出して財布の中の現金を調整しています。
なので基本的に手をつけない貯金用口座にはATM手数料無料回数に制限のある楽天銀行がおすすめかと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は以下に関してお話ししました。
まとめ
- お金を貯めるためになぜ銀行口座を使い分ける必要があるのか
- 生活費用口座と緊急用口座と貯金用口座の3つに分けるのがおすすめ
- 具体的なおすすめの3銀行をご紹介
たかが銀行口座と思うかもしれませんが、これくらい物理的に分ければどんぶり勘定にならず自然とキャッシュフローも整うと思います。
また、銀行口座を分けなくても貯金ができている方ももちろんいらっしゃると思いますので、あくまで一案として考えていただければ嬉しいです。